税理士である前に、
人として心を通わせてくれました
自動車部品用品製造
有限会社遠藤製作所様は、アルミダイカスト部品加工・亜鉛ダイカスト部品加工を得意としている、宮城県柴田郡大河原町の一目千本桜が並ぶ川沿いにある会社様です。
ISO9001を取得され、卓越した技術力でマシニング加工やCNC旋盤によるアルミダイカスト部品を始めとし、自動車部品や自動二輪車部品の加工なども行っていらっしゃいます。
旭日税理士法人にご依頼いただいたきっかけや、サポートで得られた成果などについて、有限会社遠藤製作所専務取締役の遠藤様にお話をお伺いしました。
当時、リーマンショックで受注がからっぽになってしまいました。
なんだか人生って大変なことが続くものですね。その年の暮れに社長も体調を崩して倒れてしまって。
私は「現場出身。経営の事はこれから学んでいく」という時でした。“五十にして天命を知ると故事のことわざで言いますが、今になって落ち着いて考えると、本当に大変な試練でした。
注文をお受けして企画・生産だったのがすべて無くなってしまって。従業員さんの雇用を守らなければならないのに・・・売上が立たない。苦しいなんてものじゃなくて、毎日必死でした。時間が経つ程に、どうすれば良いのか分からなくなってきてしまった。いくつかの機関に相談する事があっても、「今のうちに閉業してしまってほうがいいのではないか」というお話しもありました。
でもね、両親が創業から頑張っていた姿を十代の頃から見ている訳だから、やっぱり遠藤製作所を守りたくてね。
それが自分の心と魂を奮い立たせる大事な部分。それでも一人で悩むのはなかなか厳しく辛いものがありました。
一年過ぎてもこの低迷した状態が続きました。なんとか凌いでいたけど、、悲しいなんて考える余裕もない。・・・なんだか暗い話ばかりしちゃってますね(笑)
そんなとき旭日税理士法人さん、桑畑先生に出会いました。
「誰か相談に乗ってくれる税理士さんいないか?」と探していたのですが、ここまで苦境に立たされているとなかなか相談も進まなくて困っていましたね。と言いますか、さじを投げられているような状態でした。
そんな中、ご縁がありご紹介していただいたのですが・・・。
桑畑先生と出会ったときは夜遅くでしたね。
ここの事務所、大河原まで仙台から駆け付けてくれましてね。
桑畑先生が声を掛けてくれました。「大丈夫ですからね。一緒に考えましょうね。」って。
想い返すだけで涙が出ますね。これは生涯忘れない瞬間です。
あの時の私たちの状態で「遠藤製作所はまた復活する」と信じてくれたのは、本当に桑畑先生、お一人だけだったのではないかと思っています。
銀行にも、ご一緒に行っていただくことがありました。
「一緒に行きます。」「私からもお願いしますから。」と声を掛けてくれてね。普通はそこまでやらないですよね。
それで、丘の上にある銀行の駐車場でね、「じゃ、頑張りましょうね。」と声を掛けてくれて、あれは嬉しかったなぁ。本当に人の想いに救われるということがあるのですね。
無事に会社経営の目処がやっと立ったのはこの時から。
さぁ、ここからまた立て直していくぞ、と頑張りました。
そして数年経ち、桑畑先生から次世代の経営に向けて新しいご縁をいただきました。じつは私たちの組織体の根幹となる部分まで考えてくださっていたのです。
このタイミングで経営アドバイザーとして数々のご経験を持たれる宮嶋先生をご紹介していただきました。
「共に考える。」という教えをいただき、ここから会社のみんなの目の色が変わり、仕事への姿勢もより深くなっていった。やはり桑畑先生が繋いでくださったご縁からですね。
日々の日常に対しての感謝、人の姿勢、こうした事が品質、仕事の姿勢に伝わると感じています。
うちはぜんぶ桑畑先生ですね。本当に巡り合えてよかった。
こうやってインタビューの機会があるのもその時があったから。
声を聴くだけでほっとしますね。人生でこの出会いはもう無いんじゃないかな(笑)
税理士である前に、人として心を通わせてくださったこと。本当に感謝しています。
いつもありがとうございます。これからもよろしくお願いいたします。